おすすめミステリ小説【海外編】

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世の中には面白い海外ミステリがたくさんあります。もちろん、日本語に翻訳されているものもたくさんあります。

海外ミステリって日本の作家の作品と何となく違った雰囲気があって、味わい深いところがありませんか?風景であったり、文化であったり、登場人物であったり…

また逆に日本的…というか意外と変わらないところがあったりして、それもまた面白かったり!
とまぁ、いろんな意味で楽しめる海外ミステリですが、難点もありますよね?

そう、種類が多すぎて何から手をつければよいか分からない!

という事でここではおすすめの作品をご紹介いたします。

とは言えいきなり個人的おすすめをお伝えする前に、念のため他でおすすめされている作品をご紹介いたします。参考にさせていただいたのは、幅広い作品の中から質の高いミステリをランキングしている『このミステリーがすごい』の海外編です。

このミステリーがすごい2024年【海外編】

1位 頰に哀しみを刻め S・A・コスビー (ハーパーBOOKS)/ ハーパーコリンズ・ジャパン

2位 ナイフをひねれば アンソニー・ホロヴィッツ (創元推理文庫)/東京創元社

3位 処刑台広場の女 マーティン・エドワーズ(ハヤカワ・ミステリ文庫)

4位 愚者の街 ロス・トーマス(新潮社)

5位 トゥルー・クライム・ストーリー ジョセフ・ノックス(新潮社)

6位 卒業生には向かない真実 ホリー・ジャクソン(創元推理文庫) / 東京創元社

7位 恐るべき太陽 ミシェル・ビュッシ (集英社文庫) / 集英社

8位 8つの完璧な殺人 ピーター・スワンソン (創元推理文庫) / 東京創元社

9位 ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集 ロバート・アーサー (海外文庫) / 扶桑社

10位 真珠湾の冬 ジェイムズ・ケストレル (ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房

11位 破果 ク・ビョンモ 岩波書店

12位 厳冬之棺 孫沁文 (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房

13位 禁じられた館 ミシェル・エルベ―ル/ウジェーヌ・ヴィル (海外文庫) / 扶桑社

14位 恐ろしく奇妙な夜 ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ (奇想天外の本棚) / 国書刊行

15位 哀惜 アン・クリーヴス (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房

16位 グレイラットの殺人 M・W・クレイヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房

17位 はなればなれに ドロレス・ヒッチェンズ 新潮社

17位 異能機関 スティーヴン・キング 文藝春秋

19位 だからダスティンは死んだ ピーター・スワンソン (創元推理文庫) / 東京創元社

20位 WIN ハーラン・コーベン (小学館文庫 コ 3-4) / 小学館

21位 死と奇術師 トム・ミード (ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房

22位 正義の弧 マイクル・コナリー (講談社文庫) / 講談社

23位 インヴェンション・オブ・サウンド  チャック・パラニューク 早川書房

24位 悪魔はいつもそこに ドナルド・レイ・ポロック 新潮社

25位 ニードレス通りの果ての家 カトリオナ・ウォード 早川書房

26位 忘却の河 蔡駿 (竹書房文庫, さ12-1) / 竹書房

27位 人生は小説 ギヨーム・ミュッソ (集英社文庫) / 集英社

27位 スウェーディッシュ・ブーツ  ヘニング・マンケル 東京創元社

29位 チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク
ジョン・スラデック (竹書房文庫, す9-1) / 竹書房

30位 暗殺コンサル イム・ソンスン (ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ジャパン

30位 吸血鬼の仮面(「名探偵オーウェン・バーンズ」シリーズ 5) ポール・アルテ 行舟文化

32位 すり替えられた誘拐 D・M・ディヴァイン  (創元推理文庫) / 東京創元社

32位 警部ヴィスティング 疑念 ヨルン・リーエル・ホルスト 小学館

32位 ミン・スーが犯した幾千もの罪 トム・リン (集英社文庫) / 集英社

35位 ダーク・アワーズ マイクル・コナリー (講談社文庫) / 講談社

36位 ヒート2 マイケル・マン/メグ・ガーディナー (ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ジャパン

 

36位 炎の爪痕 アン・クリーヴス (創元推理文庫) / 東京創元社

36位 アーマード 生還不能 マーク・グリーニー (ハヤカワ文庫NV NVク 21-22) / 早川書房

36位 このやさしき大地 ウィリアム・ケント・クルーガー 早川書房

36位 夜を生き延びろ ライリー・セイガー (集英社文庫) / 集英社

41位 熱砂の果て C・J・ボックス (創元推理文庫) / 東京創元社

41位 その罪は描けない S・J・ローザン (創元推理文庫) / 東京創元社

41位 幽霊ホテルからの手紙 蔡駿 文藝春秋

41位 忘れられた少女 カリン・スローター (ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ジャパン

41位 56日間 キャサリン・R・ハワード 新潮社

41位 父から娘への7つのおとぎ話 アマンダ・ブロック 東京創元社

このミステリーがすごい2023年【海外編】

1位 われら闇より天を見る クリス・ウィタカー 早川書房

2位 殺しへのライン アンソニー・ホロヴィッツ (創元推理文庫) / 東京創元社

3位 ポピーのためにできること ジャニス・ハレット (集英社文庫) / 集英社

4位 名探偵と海の悪魔 スチュアート・タートン 文藝春秋

5位 優等生は探偵に向かない ホリー・ジャクソン (創元推理文庫) / 東京創元社

6位 黒き荒野の果て S・A・コスビー (ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ジャパン

7位 ロンドン・アイの謎 シヴォーン・ダウド 東京創元社
12歳のテッドは、姉といとこのサリムと観覧車ロンドン・アイに乗りにでかけた。しかし、観覧車に乗ったはずのサリムが出てこない⁉いったいサリムはどうしてしまったのか?

8位 彼は彼女の顔が見えない アリス・フィーニー (創元推理文庫) / 東京創元社

9位 スクイズ・プレー ポール・ベンジャミン (新潮文庫) / 新潮社

10位 魔王の島 ジェローム・ルブリ (文春文庫 ル 8-1) / 文藝春秋

11位 異常 アノマリー/エルヴェ・ル・テリエ 早川書房
殺し屋、ポップスター、売れない作家、軍人の妻、がんを告知された男など、なんのつながりもない11人が、ある飛行機に同乗したことで、運命を共にすることになるのだが…

12位 辮髪のシャーロック・ホームズ 神探福邇の事件簿 莫理斯 文藝春秋
19世紀の偉大なる名探偵シャーロック・ホームズがもし、ビクトリア朝時代の英国人ではなく、清末の時代に生きた中国人だったとしたら……。

13位 窓辺の愛書家 エリー・グリフィス (創元推理文庫) / 東京創元社
本好きの老婦人ペギーが死んだ。彼女は「殺人コンサルタント」を名乗り、数多くの推理作家の執筆に協力していた。

14位 ギャンブラーが多すぎる ドナルド・E・ウェストレイク (新潮文庫) / 新潮社
猟奇連続殺人や入り組んだ構成、特殊設定ばかりがミステリーじゃないっ! 1960年代のニューヨーク。

15位 ブラックサマーの殺人 M・W・クレイヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
かつて刑事ポーによって一人の男が刑務所送りにされた――カリスマシェフとして名声を誇ったジャレド・キートン。

15位 ガラスの顔 フランシス・ハーディング 東京創元社

17位 プロジェクト・ヘイル・メアリー アンディ・ウィアー 早川書房
地球上の全生命滅亡まで30年……。

17位 精霊たちの迷宮 カルロス・ルイス・サフォン (集英社文庫) / 集英社
全世界を熱狂させたあの伝説のミステリー『風の影』シリーズ、衝撃と感動の完結!

19位 夜のエレベーター フレデリック・ダール (海外文庫) / 扶桑社
「ぼく」は6年ぶりにパリへ帰ってきた。ともに暮らしていたママが死んでしまい、からっぽのアパートは孤独を深めるだけだった。

19位 ポリス・アット・ザ・ステーション
エイドリアン・マッキンティ (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
仲間と家族ができ、怖いもの知らずのショーン・ダフィは弱くなった⁉
刑事〈ショーン・ダフィ〉シリーズ最新作

21位 アリスが語らないことは ピーター・スワンソン (創元推理文庫) / 東京創元社
大学生のハリーは、父が崖から転落して死んだと知らされる。実家に戻ると、美しい継母アリスが待っていた。

21位 キュレーターの殺人 M・W・クレイヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
バラバラ死体に付いた謎の文字列の紙片。ポー刑事は事件の背後に潜む黒幕〈キュレーター〉と対峙する。

21位 捜索者 タナ・フレンチ (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
離婚し、長年勤めてきたシカゴ警察を退職したアメリカ人のカルはアイルランド西部の小さな村に移住した。

24位 父親たちにまつわる疑問 マイクル・Z・リューイン (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
名匠マイクル・Z・リュ―インの代表作 私立探偵〈アルバート・サムスン〉シリーズ 待望の最新作登場! 私立探偵アルバート・サムスンの事務所にやってきた奇妙な青年。

25位 三日間の隔絶 アンデシュ・ルースルンド (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
一家惨殺事件の生き残りの少女はグレーンス警部の手により保護された。

25位 印 アーナルデュル・インドリダソン 東京創元社
彼女は湖のほとりのサマーハウスで首をつっているのを発見された。

27位 南の子供たち S・J・ローザン (創元推理文庫) / 東京創元社
父殺しの容疑者として逮捕された青年の無実を証明してほしい――そんな親戚からの依頼を母経由で受け、私立探偵のリディアは相棒のビルをともないアメリカ南部ミシシッピ州へ向かう。

28位 ファイナル・ツイスト ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋

29位 レオ・ブルース短編全集 レオ・ブルース (海外文庫) / 扶桑社
ビーフ巡査部長の名推理。 パズラーの精髄がここに。

30位 時は殺人者 ミシェル・ビュッシ (集英社文庫) / 集英社
バカンスで、コルシカ島の父親の実家を家族4人で訪れたクロチルド。

31位 業火の市 ドン・ウィンズロウ (ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ジャパン

31位 気狂いピエロ ライオネル・ホワイト (新潮文庫) / 新潮社
ノワール文学史上もっとも美しい〝運命の女〟への妄執――。 ゴダール名作映画の原作となった犯罪ノワール。

33位 光を灯す男たち エマ・ストーネクス (新潮クレスト・ブックス) / 新潮社
絶海の灯台から3人の男たちが消えた! 実在の事件を元にした傑作文芸ミステリ。

34位 潔白の法則 リンカーン弁護士 マイクル・コナリー (講談社文庫) / 講談社
高級車リンカーンをオフィス代わりにしている刑事弁護士、ミッキー・ハラーが殺人容疑で逮捕された。

35位 デイヴィッドスン事件 ジョン・ロード (論創海外ミステリ) / 論創社
思わぬ陥穽に翻弄されるプリーストリー博士。

35位 大唐泥犁獄 (西遊八十一事件シリーズ) 陳漸 行舟文化
一族の内紛に勝利して大唐の二代皇帝に即位した李世民の治世、貞観三年の春。

37位 警部ヴィスティング 悪意 ヨルン・リーエル・ホルスト 小学館
2021年「このミステリーがすごい!」海外編第7位、2019年英訳北欧ミステリ最高賞「ペトローナ賞」受賞の、国内外で大人気のミステリ「警部ヴィスティング コールドケース・シリーズ」第3弾。

38位 ヨーク公階段の謎 ヘンリー・ウェイド (論創海外ミステリ 287) / 論創社
ヨーク公階段で何者かと衝突した銀行家が、数分後に別の場所で死亡した。

39位 フルスロットル: トラブル・イン・マインド1
ジェフリー・ディーヴァー (文春文庫) / 文藝春秋
ドンデン返しの魔術師、第三短編集。

39位 シナモンとガンパウダー イーライ・ブラウン (創元推理文庫 Mフ 40-1) / 東京創元社
1819年のイギリス。海賊団に雇い主を殺害され、海賊船に拉致されてしまった料理人ウェッジウッド。

41位 裏切り シャルロッテ・リンク (創元推理文庫) / 東京創元社
スコットランド・ヤードの女性刑事ケイト・リンヴィルが休暇を取り、生家のあるヨークシャーに戻ってきたのは、父親でヨークシャー警察元警部・リチャードが惨殺されたためだった。

42位 過ちの雨が止む アレン・エスケンス (創元推理文庫) / 東京創元社

42位 被疑者アンデルセンの逃亡
A・J・カジンスキー/トーマス・リュダール (竹書房文庫 か 19-1) / 竹書房

45位 真夜中の密室 ジェフリー・ディーヴァー 文藝春秋
わが名は〈解錠師〉。 いかなる鍵も錠前も僕の敵ではない。

46位 エリザベス女王の事件簿 ウィンザー城の殺人 S・J・ベネット (角川文庫) / KADOKAWA
ウィンザー城で若い男の遺体がクロゼットから発見される。晩餐会に呼ばれたロシア人ピアニストで、遺体はあられもない姿だった。

46位 シルバービュー荘にて ジョン・ル・カレ 早川書房
英国の小さな海辺の町で書店を営むジュリアンは、町はずれのシルバービュー荘に住むエドワードと親しくなるが、ある日、エドワードから見知らぬ女に手紙を渡すよう頼まれる。

48位 運河の家 人殺し ジョルジュ・シムノン (ルリユール叢書) / 幻戯書房

このミステリーがすごい2022年【海外編】

1位 ヨルガオ殺人事件 アンソニー・ホロヴィッツ (創元推理文庫) / 東京創元社
『カササギ殺人事件』から2年。クレタ島でホテルを経営する元編集者のわたしを、英国から裕福な夫妻が訪ねてくる。

2位 自由研究には向かない殺人 ホリー・ジャクソン (創元推理文庫) / 東京創元社
イギリスの小さな町に住むピップは、大学受験の勉強と並行して“自由研究で得られる資格(EPQ)”に取り組んでいた。

3位スリープウォーカー: マンチェスター市警 エイダン・ウェイツ
ジョセフ・ノックス (新潮文庫) / 新潮社
十数年前、夢うつつのまま一家を惨殺したと目される男〈夢遊病犯(スリープウォーカー)〉が、癌で余命宣告され病院に収容された。

4位 父を撃った12の銃弾 ハンナ・ティンティ 文藝春秋
12歳の少女ルーは、父とともに亡き母の故郷に移り住んだ。

5位 台北プライベートアイ 紀蔚然 文藝春秋
台湾発、私立探偵小説の新たなる傑作が登場! 監視カメラの網の目をかいくぐり、殺人を続ける犯人の正体は? 劇作家で大学教授でもある呉誠(ウ―チェン)は若い頃からパニック障害と鬱に悩まされていたのだが…

6位 オクトーバー・リスト ジェフリー・ディーヴァー (文春文庫 テ 11-43) / 文藝春秋
本書は最終章ではじまり、第1章へとさかのぼる。 娘を誘拐され、秘密のリストの引き渡しを要求された女ガブリエラ。

7位 彼と彼女の衝撃の瞬間 アリス・フィーニー (創元推理文庫) / 東京創元社
ロンドンから車で二時間ほどの町の林で、女性の死体が発見された。爪にマニキュアで謎の言葉を記されて……。

 

8位 木曜殺人クラブ リチャード・オスマン (ハヤカワ・ミステリ(1971)) / 早川書房
イギリスの引退者用施設、クーパーズ・チェイス。

9位 TOKYO REDUX 下山迷宮 デイヴィッド・ピース 文藝春秋
戦後最大の怪事件、「下山事件」。その闇にイギリス作家が挑む未曾有のミステリー大作。

10位 第八の探偵 アレックス・パヴェージ (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
独自の理論に基づいて、探偵小説黄金時代に一冊の短篇集『ホワイトの殺人事件集』を刊行し、その後、故郷から離れて小島に隠棲する作家グラント・マカリスター。

11位 悪童たち 紫金陳 (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
それは完全犯罪のはずだった――妻の実家の財産を狙う張東昇(ジャン・ドンション)は、登山に連れ出した義父母を事故に見せかけて殺すことに成功する。

12位 狼たちの城 アレックス・ベール (海外文庫) / 扶桑社
第二次世界大戦の末期、ニュルンベルクのユダヤ人古書店主イザークと家族のもとにポーランド移送の通達が届く。

13位 文学少女対数学少女 陸秋槎 (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
高校2年生の〝文学少女〟陸秋槎は自作の推理小説をきっかけに、孤高の天才〝数学少女〟韓采蘆と出逢う。

14位 運命の証人 D・M・ディヴァイン (創元推理文庫 M テ) / 東京創元社
法廷でひとりの男がまさに始まらんとする裁判の審理を見守っていた。

15位 誕生日パーティー ユーディト・W・タシュラー 集英社
謎めく敵意。食い違う過去。

16位 ビーフ巡査部長のための事件 レオ・ブルース (海外文庫) / 扶桑社
『三人の名探偵のための事件』『死の扉』の 英国黄金期本格の巨匠、待望の第6長篇登場。

17位 老いた殺し屋の祈り
マルコ・マルターニ (ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ジャパン
還暦をとうに過ぎながらも組織一の殺し屋として名を轟かすオルソ。

18位 見知らぬ人 エリー・グリフィス (創元推理文庫 M ク 28-1) / 東京創元社
これは伝説的作家の短編の見立て殺人なのか? ――イギリスの中等学校タルガース校の旧館は、かつてヴィクトリア朝時代の作家ホランドの邸宅だった。

19位 ミラクル・クリーク  アンジー・キム (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
バージニア州郊外の町、ミラクル・クリーク。

20位 血の葬送曲 ベン・クリード (角川文庫) / KADOKAWA
線路に並べられた五つの死体は、すべて歯を抜かれ、顔を剥がされていた── スターリン体制下のレニングラード。

21位 ブート・バザールの少年探偵
ディーパ・アーナパーラ (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
インドのスラムに住む9歳のジャイ。

22位 鬼火 マイクル・コナリー (講談社文庫) / 講談社
バラードは、ホームレス男性の焼死事件の現場に出向いていた。

23位 地の告発 アン・クリーヴス (創元推理文庫) / 東京創元社
ペレス警部が参列したささやかな葬儀の最中、大きな地滑りが発生。

24位 マイ・シスター、シリアルキラー
オインカン・ブレイスウェイト (ハヤカワ・ミステリ 1963) / 早川書房
真面目な看護師コレデはうんざりしていた。美貌の妹アヨオラが、今日もまたその彼氏を殺してしまったのだ。

24位 天使と嘘 マイケル・ロボサム (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
臨床心理士のサイラスは、かつて異様な殺人現場で発見された少女と施設で邂逅する。

26位 アウトサイダー スティーヴン・キング 文藝春秋
惨殺事件の日、彼は旅行に出ていたはずだった。無実の男を陥れた〈アウトサイダー〉。

26位 ホテル・ネヴァーシンク
アダム・オファロン・プライス/ホテル・ネヴァーシンク
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1962) / 早川書房
ニューヨーク州、キャッツキル山地の山あいにそびえる“ホテル・ネヴァーシンク”。

28位 ポー殺人事件 ヨルゲン・ブレッケ (ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ジャパン
エドガー・アラン・ポー・ミュージアムの館長が殺された――死体はポ ーの像に磔にされ、頭部はなく皮膚を剥がされた状態。

29位 僕が死んだあの森 ピエール・ルメートル 文藝春秋
『その女アレックス』で世界中を驚愕させた鬼才ルメートル、 まさに極上の心理サスペンス。 あの日、あの森で少年は死んだ。

30位 閉じ込められた女 ラグナル・ヨナソン (小学館文庫 ヨ 1-6) / 小学館
映像化! 女性警部フルダ・シリーズ完結編 本シリーズの第1作『闇という名の娘』(英題:The Darkness)の映像化が進んでいる。

31位 レヴィンソン&リンク劇場 皮肉な終幕
【リチャード・レヴィンソン】 【ウィリアム・リンク】
(海外文庫) / 扶桑社
『刑事コロンボ』『ジェシカおばさんの事件簿』… 推理ドラマのクリエイター・コンビが贈る ミステリーの愉しさあふれる小説集。

32位 石を放つとき
【ローレンス・ブロック】
(マット・スカダー・シリーズ) / 二見書房
探偵マット・スカダー・シリーズ 待望の新作 + 傑作短篇集 エレインの知り合いが名前も知らぬ男から脅迫を受けていた。

33位 ミステリアム
【ディーン・R・クーンツ】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ジャパン
高機能自閉症で言葉を発した事のない11才の少年ウッディ。

33位 ロンリーハート・4122
【コリン・ワトソン】
論創社
結婚願望を持つ中年女性のルーシー・ティータイムは、イギリスの田舎町フラックス・バラにある結婚相談所で「ロンリーハート(交際を希望する中年男性)4122号」と知り合い、甘美な未来と薔薇…

35位 誘拐の日
【チョン・ヘヨン】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ジャパン
娘の手術費用のため、やむなく誘拐を決意したミョンジュン。

36位 ファントム 亡霊の罠
【ジョー・ネスボ】
(集英社文庫) / 集英社
かつての恋人ラケルの息子オレグが殺人容疑で逮捕された。

37位 狩られる者たち
【アルネ・ダール】
(小学館文庫 タ 1-2) / 小学館
北欧発驚愕のスリラー、シリーズ第2弾! 広大な雪原に建つ病院の中で男は目覚めた。

38位 ロンドン謎解き結婚相談所
【アリスン・モントクレア】
(創元推理文庫) / 東京創元社
舞台は戦後ロンドン。戦時中にスパイ活動のスキルを得たアイリスと、人の内面を見抜く優れた目を持つ上流階級出身のグウェン。

38位 夜と少女
【ギヨーム・ミュッソ】
(集英社文庫) / 集英社
1992年、コート・ダジュールの名門高校で、最も魅惑的な少女ヴィンカが忽然と姿を消した。

40位 マハラジャの葬列
【アビール・ムカジー】
(ハヤカワ・ミステリ 1965) / 早川書房
920年6月、英国統治下のカルカッタで、藩王国サンバルプールの王太子が暗殺された。

40位 帰らざる故郷
【ジョン・ハート】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
1972年、アメリカ。ベトナム戦争中に海兵隊を不名誉除隊させられ刑務所にいた兄と、数年ぶりに再会した弟。

40位 素晴らしき世界
【マイクル・コナリー】
(講談社文庫) / 講談社
ロス市警ハリウッド分署深夜勤務女性刑事レネイ・バラードがボッシュと共演。

43位 もう耳は貸さない ダニエル・フリードマン (創元推理文庫) / 東京創元社
現役時代、わたしはメンフィス市の殺人課の刑事として、犯罪者を追っていた。

43位 「グレート・ギャツビー」を追え ジョン・グリシャム (単行本) / 中央公論新社
プリンストン大学図書館の厳重な警備を破り、フィッツジェラルドの直筆原稿が強奪された。

45位 ナイトメア・アリー 悪夢小路
ウィリアム・リンゼイ・グレシャム (ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督映画化! 巡業カーニバルの見世物小屋で働くスタン・カーライルは、野心を抱いていた、いつかのし上がって大金をつかむという。

46位 危険な男 ロバート・クレイス (創元推理文庫) / 東京創元社
私立探偵を営む、海兵隊あがりの元警官ジョー・パイクは、銀行の帰りに窓口の女性イザベルの誘拐現場を目撃、彼女を救い、二人組の犯人を警察に引き渡した。

47位 白が5なら、黒は3 ジョン・ヴァーチャー (ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房

このミステリーがすごい2021年【海外編】

1位 その裁きは死
【アンソニー・ホロヴィッツ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
実直さが評判の離婚専門の弁護士が殺害された。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた数字“182″。

2位 ザリガニの鳴くところ
【ディーリア・オーエンズ】
早川書房
ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。

3位 指差す標識の事例
【イーアン・ペアーズ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
1663年、クロムウェルが没してのち、王政復古によりチャールズ二世の統べるイングランド。

4位 死亡通知書 暗黒者
【周浩暉】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
2002年、省都A市でひとりのベテラン刑事が命を落とし、復讐の女神の名を冠す謎の人物〈エウメニデス〉による処刑の序曲は奏でられた。

5位 パリのアパルトマン
【ギヨーム・ミュッソ】
(集英社文庫) / 集英社
それぞれ別の目的でパリにやってきた元刑事のマデリンと人気劇作家のガスパール。

6位 天使は黒い翼をもつ
【エリオット・チェイズ】
(海外文庫) / 扶桑社
ホテルで抱いた女は、三日して部屋を出るとき、俺と一緒だった。最初は、南へ向かう旅の途中で捨てるつもりだった。

7位 警部ヴィスティング カタリーナ・コード
【ヨルン・リーエル・ホルスト】
(小学館文庫) / 小学館
ラルヴィク警察の警部ヴィリアム・ヴィスティングが、失踪したカタリーナ・ハウゲンの行方を追い始めて二十四年がたっていた。

8位 時計仕掛けの歪んだ罠
【アルネ・ダール】
(小学館文庫) / 小学館
一年七ヵ月の間にスウェーデン国内で起きた、三件の十五歳の少女失踪事件。

9位 あの本は読まれているか
【ラーラ・プレスコット】
(創元推理文庫) / 東京創元社
冷戦下のアメリカ。ロシア移民の娘であるイリーナは、CIAにタイピストとして雇われる。

9位 三分間の空隙
【アンデシュ・ルースルンド】 【ベリエ・ヘルストレム】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
コロンビア。子どもですら200ドルのために殺し屋になりたがる社会の暗部に、麻薬取締局に雇われた男が潜入していた。

11位 発火点
【C・J・ボックス】
(創元推理文庫) / 東京創元社
猟区管理官ジョー・ピケットの知人、ブッチが失踪。彼の所有地からは2人の男の射殺体が発見されていた。

12位 カメレオンの影
【ミネット・ウォルターズ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
アクランド英国軍中尉はイラクで爆弾によって頭に重傷を負い、片目を喪失する。

13位 流れは、いつか海へと
【ウォルター・モズリイ】
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
身に覚えのない罪を着せられてニューヨーク市警を追われたジョー・オリヴァー。

14位 壊れた世界の者たちよ
【ドン・ウィンズロウ】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ ジャパン
ニューオーリンズ市警最強の麻薬班を率いるジミーは、ある手入れの報復に弟を惨殺され復讐の鬼と化す――。

14位 網内人
【陳浩基】
文藝春秋
自宅アパートの22階から飛び降り自殺した女子中学生シウマン。

16位 死んだレモン
【フィン・ベル】
(創元推理文庫) / 東京創元社
車いす生活者のフィンが越してきたニュージーランド最南端の町。そこでは26年前に少女失踪事件が起きていた。

17位 黒と白のはざま
【ロバート・ベイリー】
(小学館文庫) / 小学館
クー・クラックス・クラン誕生の地、テネシー州プラスキ。

17位 ザ・チェーン 連鎖誘拐
【エイドリアン・マッキンティ】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
シングルマザーのレイチェルの娘が誘拐された。

19位 葬られた勲章
【リー・チャイルド】
(講談社文庫) / 講談社
深夜、ニューヨークの地下鉄。ジャック・リーチャーの目の前で絶命した女性は、国防総省に勤務する事務員だった。

19位 弁護士ダニエル・ローリンズ
【ヴィクター・メソス】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
ソルトレイク・シティの刑事弁護士ダニエルは、元夫の再婚が決まり、連日二日酔い出廷中。

21位 念入りに殺された男
【エルザ・マルポ】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
フランス・ナントの村で暮らすアレックスは、小説家の夢破れた内気な女性。

21位 笑う死体: マンチェスター市警 エイダン・ウェイツ
【ジョセフ・ノックス】
(新潮文庫) / 新潮社
休業中のホテルで深夜、死体が発見された。

23位 ストーンサークルの殺人
【M・W・クレイヴン】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。

24位 たとえ天が墜ちようとも
【アレン・エスケンス】
(創元推理文庫) / 東京創元社
高級住宅街で女性が殺害された。刑事マックスは、被害者の夫の刑事弁護士プルイットに疑いをかける。

24位 苦悩する男
【ヘニング・マンケル】
(創元推理文庫) / 東京創元社
刑事クルト・ヴァランダー59歳、娘のリンダも、同じ刑事の道を歩んでいる。そのリンダに子供が生まれた。

26位 スパイはいまも謀略の地に
【ジョン・ル・カレ】
早川書房
イギリス秘密情報部(SIS)のベテラン情報部員ナットは、ロシア関連の作戦遂行で成果をあげてきたが、引退の時期が迫っていた。

27位 コックファイター
【チャールズ・ウィルフォード】
(海外文庫) / 扶桑社
1960年代のアメリカ南部。フランク・マンスフィールドはプロの闘鶏家だ。

27位 おれの眼を撃った男は死んだ
【シャネル・ベンツ】
東京創元社
南北戦争で両親を亡くした少女は兄の手で自分を虐待するおじ一家から助け出されたが、さらに残酷な外の世界を知る(「よくある西部の物語」)。

29位 雲
【エリック・マコーマック】
(海外文学セレクション) / 東京創元社
旅先で見つけた一冊の書物。そこには19世紀にスコットランドの村で起きた悲惨な出来事が書かれていた。

30位 噂 殺人者のひそむ町
【レスリー・カラ】
(集英社文庫) / 集英社
イギリスの海辺の田舎町。シングルマザーのジョアンナは奇妙な噂を耳にする。

30位 陰謀の島
【マイケル・イネス】
論創社
ロンドン市内でルーシーという娘が行方不明になり、ハロゲイトの田舎町では馬車馬が盗まれ、ホーク・スクエアでは一軒家が丸ごと盗まれた。

32位 闇という名の娘: The HULDA TRILOGY #1:DIMMA
【ラグナル・ヨナソン】
(小学館文庫) / 小学館
フルダ・ヘルマンスドッティル、六十四歳。

33位 パーキングエリア
【テイラー・アダムス】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
クリスマスイブ前夜、女子大生のダービーは、母の容体悪化の知らせを受け、猛吹雪のなか車を飛ばす。

34位 殺人七不思議
【ポール・アルテ】
行舟文化
警察に「世界七不思議」に見立てた犯行予告を送りつけ、次々とそれを成し遂げる謎の連続殺人鬼。

35位 チェリー
【ニコ・ウォーカー】
文藝春秋
この主人公、バカだろ。あなたはそう思うかもしれない。

36位 魔女の組曲
【ベルナール・ミニエ】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ ジャパン
イヴの夜、ラジオパーソナリティーのクリスティーヌに届いた1通の自殺予告。

36位 果てしなき輝きの果てに
【リズ・ムーア】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
薬物蔓延で荒廃するケンジントンのパトロール警官ミッキーは線路脇でドラッグ中毒者の遺体が発見されたとの報せに現場へ赴く。

38位 フライデー・ブラック
【ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー】
駒草出版
現代に生きるアフリカ系アメリカ人につきまとう暴力と理不尽さを描いて鮮烈な印象を残す「フィンケルスティーン5」、大量消費社会のグロテスクな姿をホラー的感覚でブラックユーモアたっぷり…

38位 特捜部Q アサドの祈り
【ユッシ・エーズラ・オールスン】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
キプロスの浜辺に、難民とおぼしき老女の遺体が打ち上げられた。

38位 メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち
【シオドラ・ゴス】
(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) / 早川書房
ヴィクトリア朝、ロンドン。

41位 ネヴァー・ゲーム
【ジェフリー・ディーヴァー】
文藝春秋
ドンデン返しの魔術師の新シリーズ、 流浪の名探偵コルター・ショウ! シリコンヴァレーに暗躍する連続誘拐犯。

42位 あの日に消えたエヴァ
【レミギウシュ・ムルス】
(小学館文庫) / 小学館
プロポーズをした直後に暴漢に襲われ、目の前で恋人エヴァをレイプされたヴェルネル。彼女はそのまま姿を消し、十年が過ぎた。

43位 集結: P分署捜査班
【マウリツィオ・デ・ジョバンニ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
ナポリでも治安最悪の地区にあるピッツォファルコーネ分署で、汚職により捜査課に大量欠員が発生。

44位 黒暗森林: 三体II
【劉慈欣】
早川書房
人類に絶望した天体物理学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)が宇宙に向けて発信したメッセージは、三つの太陽を持つ異星文明・三体世界に届いた。

44位 探偵コナン・ドイル
【ブラッドリー・ハーパー】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
1888年ロンドン。

46位 熊の皮
【ジェイムズ・A・マクラフリン】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
地元から遠いアパラチア山脈の自然保護地区で職を得たライス・ムーア。ある日、胆嚢を切り取られた熊の死体が発見される。

47位 贖いのリミット
【カリン・スローター】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ ジャパン
建設現場で元警官の惨殺死体が発見された。

47位 レッド・メタル作戦発動
【マーク・グリーニー】
(ハヤカワ文庫 NV ク 21-13) / 早川書房
レアメタル鉱山の極秘奪回作戦を始動したロシア。

49位 作家の秘められた人生
【ギヨーム・ミュッソ】
(集英社文庫) / 集英社
世界的人気作家のフォウルズは20年前に断筆を宣言して以来、地中海の島に隠棲して沈黙を守っている。

このミステリーがすごい2020年【海外編】

1位 メインテーマは殺人
【アンソニー・ホロヴィッツ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
自らの葬儀の手配をした当日、資産家の婦人が絞殺される。

2位 拳銃使いの娘
【ジョーダン・ハーパー】
(ハヤカワ・ミステリ1939) / 早川書房
【アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀新人賞、アレックス賞受賞】 11歳のポリーの前に、刑務所帰りの実の父親ネイトが突然現われた。

3位 ザ・ボーダー
【ドン・ウィンズロウ】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ジャパン
グアテマラの殺戮から1年。

4位 イヴリン嬢は七回殺される
【スチュアート・タートン】
文藝春秋
森の中に建つ屋敷〈ブラックヒース館〉。

5位 ディオゲネス変奏曲
【陳浩基】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
今、新たな潮流として注目を浴びている華文(中国語)ミステリ。

6位 11月に去りし者
【ルー・バーニー】
ハーパーコリンズ・ジャパン
1963年、世紀の暗殺事件の秘密に近づきすぎた悪党(ギャング)がいた―― ハメット賞受賞作。

7位 休日はコーヒーショップで謎解きを
【ロバート・ロプレスティ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
銃を持って押し入ってきた男は、なぜ人質に「憎み合う三人の男たち」の物語を話すのか? 意外な真相が光る「二人の男、一挺の銃」をはじめ、腕利きの殺し屋に次々と降りかかる予測不可能な…

8位 1793
【ニクラス・ナット・オ・ダーグ】
(小学館文庫 ナ 1-1) / 小学館
1793年。フランスでは革命の混乱が続き、その年、王妃マリー・アントワネットが処刑された。

9位 愛なんてセックスの書き間違い
【ハーラン・エリスン】
(未来の文学) / 国書刊行会
「父さんのこと、殺す」痩せた少年の緑色の瞳は飢えたようだった……孤独な男と孤独な少年の出会いを痛切に描く「第四戒なし」、成功した作家が体験するサイケデリックな彷徨譚「パンキーとイ…

10位 国語教師
【ユーディト・W・タシュラー】
集英社
十六年ぶりに偶然再会した、元恋人同士の男女。ふたりはかつてのように物語を創作して披露し合う。

11位 ひとり旅立つ少年よ
【ボストン・テラン】
(文春文庫) / 文藝春秋
父が殺された。父は詐欺師だった。

12位 ブルーバード、ブルーバード
【アッティカ・ロック】
(ハヤカワ・ミステリ 1938) / 早川書房
テキサス州のハイウェイ沿いの田舎町で、ふたつの死体があいついで発見された。

13位 償いの雪が降る
【アレン・エスケンス】
(創元推理文庫) / 東京創元社
大学生のジョーは、授業で身の回りの誰かの伝記を書くことになった。

14位 名探偵の密室
【クリス・マクジョージ】
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
かつて少年探偵として名を馳せたモーガン・シェパードは、いまやリアリティ番組で活躍する“名探偵”として数々の事件を解決している。

15位 雪が白いとき、かつそのときに限り
【陸秋槎】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
冬の朝の学生寮で、少女が死体で発見された。白い雪に覆われた地面には足跡がなく、警察は自殺として処理する。

16位 黄
【雷鈞】
文藝春秋
中国の孤児院で育ち、富裕なドイツ人夫婦の養子となった盲目の青年、阿大ことベンヤミン。

17位 死者の国
【ジャン=クリストフ・グランジェ】
早川書房
パリの路地裏でストリッパーの連続猟奇殺人が起こる。

18位 カルカッタの殺人
【アビール・ムカジー】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
1919年、英国領インド。赴任したばかりのウィンダム警部は、英国人高官が殺害された事件の捜査の指揮をとる。

18位 戦下の淡き光
【マイケル・オンダーチェ】
作品社
1945年、うちの両親は、犯罪者かもしれない 男ふたりの手に僕らをゆだねて姿を消した―― 母の秘密を追い、政府機関の任務に就くナサニエル。

18位 刑罰
【フェルディナント・フォン・シーラッハ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
孤独感は残り続ける。たとえ罰を免れようとも。

21位 指名手配
【ロバート・クレイス】
(創元推理文庫) / 東京創元社
私立探偵エルヴィス・コールは、最近妙に金回りがいい息子タイソンのことを調査して欲しいという、母親からの依頼を受ける。

22位 金時計
【ポール・アルテ】
(名探偵オーウェン・バーンズ) / 行舟文化
1911年の冬――霧深い森にそびえる山荘「レヴン・ロッジ」。

23位 八人の招待客
【パトリック・クェンティン】
(海外ミステリ叢書《奇想天外の本棚》) / 原書房
数あるクェンティンの作品から最も入手困難な中編二本立て!『そして誰もいなくなった』へと繋がる先行作とも噂される「八人の中の一人」そして「八人の招待客」は、ともに本格趣味の横溢する…

23位 訣別
【マイクル・コナリー】
(講談社文庫) / 講談社
ボッシュは、ロス市警時代の旧知の知人が本部長を務めるロス北郊の小さな自治体サンフェルナンド市(人口二万人強)の市警察に誘われ、無給の嘱託刑事として勤務するようになっていた(一方で私…

25位 わが母なるロージー
【ピエール・ルメートル】
(文春文庫) / 文藝春秋
パリで爆破事件が発生した。直後、警察に出頭した青年は、爆弾はあと6つ仕掛けられていると告げ、金を要求する。

26位 ピクニック・アット・ハンギングロック
【ジョーン・リンジー】
(創元推理文庫) / 東京創元社
あの日は絶好のピクニック日和だった。アップルヤード学院の生徒たちは、馬車でハンギングロックの麓に向けて出発した。

27位 密室殺人
【ルーパート・ペニー】
論創社
1941年に刊行されたルーパート・ペニーの長編”Sealed Room Murder”を初邦訳。

28位 ブラックバード
【マイケル・フィーゲル】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ ジャパン
9人死亡、12人負傷―国内テロを請け負う殺し屋エディソンは、ファストフード店で銃乱射事件を起こし、8歳の少女を現場から連れ去る。

29位 カッティング・エッジ
【ジェフリー・ディーヴァー】
(文春文庫) / 文藝春秋
NYの宝石店で3人が惨殺された。名探偵リンカーン・ライムが調べるが、現場には不可解な点が。

29位 サイコセラピスト
【アレックス・マイクリーディーズ】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
著名な画家のアリシアは、ある夜、帰宅した夫を射殺した。

31位 沼の王の娘
【カレン・ディオンヌ】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ ジャパン
拉致監禁犯の男とその被害者のあいだにできた娘――それがわたしだ。

31位 カッコーの歌
【フランシス・ハーディング】
東京創元社
「あと七日」意識をとりもどしたとき、耳もとで言葉が聞こえた。わたしはトリス、池に落ちて記憶を失ったらしい。

33位 IQ2
【ジョー・イデ】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
クラブDJの失踪を調べてほしいと依頼された探偵IQ。

34位 ケイトが恐れるすべて
【ピーター・スワンソン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
ロンドンに住むケイトは、又従兄のコービンと住まいを交換し、半年間ボストンで暮らすことにする。

34位 黒き微睡みの囚人
【ラヴィ・ティドハー】
(竹書房文庫) / 竹書房
かつてウルフはドイツで有力な政治家だった。

36位 悪意
【ホーカン・ネッセル】
東京創元社
「トム」、夜中にかかってきた一本の電話、それは二十二年前に死んだはずの息子からのものだった。

37位 アイル・ビー・ゴーン
【エイドリアン・マッキンティ】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
元刑事のショーンに保安部が依頼したのは、IRAの大物テロリストにしてショーンの旧友であるダーモットの捜索だった。

38位 暗殺者の追跡
【マーク・グリーニー】
(ハヤカワ文庫NV) / 早川書房
“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる凄腕の暗殺者ジェントリー。

38位 レパード 闇にひそむ獣
【ジョー・ネスボ】
(集英社文庫) / 集英社
ある事件の結果、心身に大きなダメージを負ったハリーは、警察を休職し、香港で隠れるように日々を送っていた。

40位 怪奇日和
【ジョー・ヒル】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ ジャパン
記憶を吸い取る“ポラロイドカメラ”を手にした謎の男が現れる『スナップショット』、森林火災が迫る町で起きた不可解な銃撃事件を追う『こめられた銃弾』、スカイダイビング中に不思議な雲に…

40位 短編画廊 絵から生まれた17の物語
【ローレンス・ブロック】 【スティーヴン・キング】 【ジェフリー・ディーヴァー】 【マイクル・コナリー】 【リー・チャイルド】 【ジョー・R・ランズデール】 【ジョイス・キャロル・オーツ】 【ロバート・オレン・バトラー】 【ミーガン・アボット】
(ハーパーコリンズ・フィクション) / ハーパーコリンズ・ジャパン
すべての絵には、物語がある。 名だたる作家17人による文豪ギャラリー 奇才エドワード・ホッパーに捧げる短編集。

42位 モリアーティ秘録
【キム・ニューマン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
二〇世紀前半にロンドンの大銀行の貸し金庫に預けられた謎の回想録。

43位 三体
【劉慈欣】
早川書房
物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。

43位 カリ・モーラ
【トマス・ハリス】
(新潮文庫) / 新潮社
マイアミに暮らす美貌のカリ・モーラは25歳。

43位 座席ナンバー7Aの恐怖
【セバスチャン・フィツェック】
文藝春秋
娘の命が惜しければ、おまえがいま乗っている飛行機を落とせ。

46位 不条理な殺人
【パット・マガー】
(創元推理文庫) / 東京創元社
人気俳優マークはある日、義理の息子の劇作家ケニーが書いた不条理劇の題名を知り動揺する。

46位 ネプチューンの影
【フレッド・ヴァルガス】
(創元推理文庫) / 東京創元社
アダムスベルグ署長は、古い連続殺人事件のひとつとしか思えない殺人事件の報に接する。

46位 戦場のアリス
【ケイト・クイン】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ ジャパン
1947年、戦時中に行方不明になったいとこを探すシャーリーは、ロンドンの薄汚れた住宅を訪ねる。

46位 鷹の王
【C・J・ボックス】
(講談社文庫) / 講談社
ネイト・ロマノウスキはこぶしにハヤブサを止まらせ、きびしい表情で北側からヤナギの茂みに向かっていた。

50位 ついには誰もがすべてを忘れる
【フェリシア・ヤップ】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ ジャパン
ケンブリッジの川のほとりで、ブロンド美女の遺体が発見された。被害者の日記によれば、女は有名作家エヴァンズの愛人だという。

51位 厳寒の町
【アーナルデュル・インドリダソン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
男の子の年齢は十歳前後。地面にうつ伏せになり、体の下の血は凍りはじめていた。

51位 ホープは突然現れる
【クレア・ノース】
(角川文庫) / KADOKAWA
私の名前はホープ・アーデン。人は私を記憶することができない。

51位 ボーダー 二つの世界
【ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト】
(ハヤカワ文庫NV) / 早川書房
罪や不安を嗅ぎ取る能力を活かしスウェーデンの税関で働くティーナはある日、虫の孵化器を持った不思議な男と出会う。

54位 カナリアはさえずる
【ドウェイン・スウィアジンスキー】
(海外文庫) / 扶桑社
フィラデルフィアに住むサリーは、優等生プログラムでセント・ジュード大学に入ったばかりの17歳。

55位 Xと云う患者 龍之介幻想
【デイヴィッド・ピース】
文藝春秋
小説家、芥川龍之介。東方と西方の物語と伝承と信仰に魅せられた男。

このミステリーがすごい2019年【海外編】

1位 カササギ殺人事件
【アンソニー・ホロヴィッツ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
1955年7月、パイ屋敷の家政婦の葬儀がしめやかにおこなわれた。

2位 そしてミランダを殺す
【ピーター・スワンソン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
空港のバーで離陸までの時間をつぶしていたテッドは、見知らぬ美女リリーに出会う。

3位 IQ
【ジョー・イデ】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
ロサンゼルスに住む黒人青年アイゼイアは‶IQ〟と呼ばれる探偵だ。

4位 元年春之祭
【陸秋槎】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
2000年以上前、前漢時代の中国。かつて国の祭祀を担った名家、観(かん)一族は、春の祭儀を準備していた。

5位 ダ・フォース
【ドン・ウィンズロウ】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ ジャパン
「ゴッドファーザーのような警察小説」――スティーヴン・キング 『犬の力』『ザ・カルテル』のウィンズロウが エリート特捜部の栄光と転落を描く話題作! 麻薬や銃による犯罪を取り締まるマ…

6位 あやかしの裏通り
【ポール・アルテ】
(名探偵オーウェン・バーンズ) / 行舟文化
ロンドンのどこかに、霧の中から不意に現れ、そしてまた忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」があるという。

7位 乗客ナンバー23の消失
【セバスチャン・フィツェック】
文藝春秋
乗客の失踪が相次ぐ大西洋横断客船“海のスルタン”号。消えた妻子の行方を追うべく乗船した敏腕捜査官の前に現れる謎、謎、謎。

8位 監禁面接
【ピエール・ルメートル】
文藝春秋
どんづまり人生の一発逆転にかける失業者アラン、57歳。

9位 数字を一つ思い浮かべろ
【ジョン・ヴァードン】
(文春文庫) / 文藝春秋
数字を一つ思い浮かべろ。その奇妙な封書にはそう記されていた。

9位 蝶のいた庭
【ドット・ハチソン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
FBI特別捜査官のヴィクターは、若い女性の事情聴取に取りかかった。

9位 インターンズ・ハンドブック
【シェイン・クーン】
(海外文庫) / 扶桑社
おれはジョン・ラーゴ。もちろん本名ではない。

12位 あなたを愛してから
【デニス・ルヘイン】
(ハヤカワ・ミステリ1933) / 早川書房
その夜、レイチェルは夫を撃ち殺した……実父を知らないまま性格破綻の母に育てられた彼女は、母の死後に父を捜す。

13位 偽りの銃弾
【ハーラン・コーベン】
(小学館文庫) / 小学館
何者かに夫を射殺された元特殊部隊ヘリパイロットのマヤ。

14位 兄弟の血: 熊と踊れ2
【アンデシュ・ルースルンド】 【ステファン・トゥンベリ】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
目的は警察への復讐――暴力で繋がれた〝家族〟の結末とは。

15位 ブルックリンの少女
【ギヨーム・ミュッソ】
(集英社文庫) / 集英社
人気小説家のラファエルは、婚約者のアンナと南フランスで休暇を楽しんでいた。

16位 燃える部屋
【マイクル・コナリー】
(講談社文庫) / 講談社
2014年、定年延長制度の最後の年をロス市警本部強盗殺人課未解決事件班で迎えようとしているボッシュは、あらたな相棒として、若き新米女性刑事ルシア・ソト(28歳)と組むことになった。

17位 日曜の午後はミステリ作家とお茶を
【ロバート・ロプレスティ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
「事件を解決するのは警察だ。ぼくは話をつくるだけ」そう宣言しているミステリ作家のシャンクス。

17位 通過者
【ジャン=クリストフ・グランジェ】
(BLOOM COLLECTION) / TAC出版
濃霧に沈むボルドー、深夜の駅で完全な記憶喪失と偽の人格を作り出す精神障害―遁走性フーグ症―のある男が救助され、精神科医マティアスのもとへ連れられてきた。

19位 真夜中の太陽
【ジョー・ネスボ】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
「隠れ場所にはうってつけだろう」――大金と銃を持ったその男がやってきたのは、少数民族サーミ人が住まうノルウェーの北部。

20位 スパイたちの遺産
【ジョン・ル・カレ】
早川書房
スマイリーの愛弟子として幾多の諜報戦を戦ってきたピーター・ギラムは、老齢となり、フランスの片田舎で引退生活を送っていた。

21位 ワニの町へ来たスパイ
【ジャナ・デリオン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
潜入任務でちょっぴり暴れすぎたせいで、一時潜伏を命じられた凄腕秘密工作員のわたしは、ルイジアナの川辺の町にやってきた。

22位 白墨人形
【C・J・チューダー】
(文春文庫 チ 13-1) / 文藝春秋
スティーヴン・キング強力推薦! 少年時代の美しい思い出と、そこに隠された忌まわしい秘密。

22位 オンブレ
【エルモア・レナード】
(新潮文庫) / 新潮社
アリゾナの荒野を行く七人を乗せた駅馬車―御者メンデスとその部下アレン、十七歳の娘マクラレン、インディアン管理官フェイヴァー夫妻、無頼漢のブレイデン、そして「男」の異名を持つジョン…

24位 ローズ・アンダーファイア
【エリザベス・ウェイン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
1944年9月。

25位 消えた子供: トールオークスの秘密
【クリス・ウィタカー】
(集英社文庫) / 集英社
誰もが怪しい誰もがおかしい 英国推理作家協会賞新人賞受賞作!! 誰もが顔見知りの小さな町トールオークス。

25位 ブラック・スクリーム
【ジェフリー・ディーヴァー】
文藝春秋
ニューヨークからナポリへ―― 〝漆黒の絶叫〟にとり憑かれた犯人を追え! ニューヨークの路上で男が拉致されるのを少女が目撃した。

27位 贖い主 顔なき暗殺者
【ジョー・ネスボ】
(集英社文庫) / 集英社
クリスマスシーズンのオスロで、街頭コンサート中の救世軍のメンバーが射殺された。

27位 ピラミッド
【ヘニング・マンケル】
(創元推理文庫) / 東京創元社
北欧ミステリの帝王ヘニング・マンケルが生んだ名物刑事、クルト・ヴァランダー。

29位 用心棒
【デイヴィッド・ゴードン】
早川書房
ハーバード中退、ドストエフスキーの愛読者、そして元陸軍軍人のジョー・ブロディーは、ストリップクラブの凄腕用心棒だ。

29位 悪の猿
【J・D・バーカー】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ ジャパン
シカゴを震撼させる連続殺人犯“四猿”。

29位 許されざる者
【レイフ・GW・ペーション】
(創元推理文庫) / 東京創元社
国家犯罪捜査局の元凄腕長官ヨハンソン。脳梗塞で倒れ、命は助かったものの麻痺が残る。

32位 誰かが嘘をついている
【カレン・M・マクマナス】
(創元推理文庫) / 東京創元社
放課後のベイビュー高校で、5人の生徒がルール違反の罰で理科室に招集された。

33位 牧神の影
【ヘレン・マクロイ】
(ちくま文庫) / 筑摩書房
暗号法に取り組んでいた伯父の死をきっかけに、ヒロインの周囲で不可解な出来事が次々と起こる。マクロイ円熟期の暗号ミステリ。

33位 任務の終わり
【スティーヴン・キング】
(文春文庫 キ 2-63) / 文藝春秋
奇怪な能力を駆使して大量殺人を企む殺人鬼を傷だらけで追う退職刑事。恐怖の計画を阻止せよ。

35位 コールド・コールド・グラウンド
【エイドリアン・マッキンティ】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
紛争下の北アイルランドを舞台にした警察小説登場 刑事〈ショーン・ダフィ〉シリーズ第一弾! 暴動に揺れる街で起きた奇怪な事件。

35位 暗殺者の潜入
【マーク・グリーニー】
(ハヤカワ文庫NV) / 早川書房
グレイマンのもとに、パリにあるシリア抵抗組織からオファーが入る。

37位 ホワイトコテージの殺人
【マージェリー・アリンガム】
(創元推理文庫) / 東京創元社
秋の夕方、小さな村をドライブしていたジェリーは、一人の若い娘に出会った。

37位 空の幻像
【アン・クリーヴス】
(創元推理文庫) / 東京創元社
旧友の結婚式のためシェトランドを訪れたテレビ関係者の女性は、「海辺で踊る白い服の少女を見た」と同行した友人に話した翌日、失踪しやがて死体で発見される。

37位 ニューヨーク1954
【デイヴィッド・C・テイラー】
(ハヤカワ文庫NV) / 早川書房
赤狩りの風が強く吹く1954年、NY市警の刑事キャシディは奇妙な殺人事件にぶつかる。

37位 遭難信号
【キャサリン・ライアン・ハワード】
(創元推理文庫) / 東京創元社
アイルランドの小さな町でハリウッドの脚本家を目指すアダム。恋人のサラが海外出張に出かけ、音信不通になってしまう。

41位 オリジン
【ダン・ブラウン】
(角川文庫) / KADOKAWA
宗教象徴学者ラングドンは、スペインのグッゲンハイム美術館を訪れていた。

42位 ジェーン・スティールの告白
【リンジー・フェイ】
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
九歳で親を亡くしたジェーン・スティールは、親戚によって寄宿学校に送られた。

43位 泥棒はスプーンを数える
【ローレンス・ブロック】
(集英社文庫(海外)) / 集英社
四半世紀の時を経て書き続けられた、泥棒探偵バーニイ・ローデンバーシリーズの最終巻が遂に刊行! 相棒キャロリンとの小粋な会話や、愛猫ラッフルズ、悪徳警官レイも健在。

43位 接触
【クレア・ノース】
(角川文庫) / KADOKAWA
私はケプラーと呼ばれる“ゴースト”―他人に触れると、その身体に乗り移ることができる。

45位 ダイヤルMを廻せ!
【フレデリック・ノット】
(論創海外ミステリ211) / 論創社
エンタメ演劇ファン、ヒッチコック映画ファン、そして『刑事コロンボ』ファン必読。

46位 罪人のカルマ
【カリン・スローター】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ ジャパン
女子大学生の失踪事件が発生。 特別捜査官ウィルはなぜか捜査から外され、忌まわしい事実を知らされる。

46位 冬の炎
【グレン・エリック・ハミルトン】
(ハヤカワ文庫NV) / 早川書房
軍を除隊し求職中のバンに、亡くなった祖父の友人ウィラードが、恋人ケンドリックとともに山中の山小屋に出かけたきりの姪のエレナを捜してほしいという依頼。

48位 花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生
【デイヴィッド・グラン】
早川書房
1920年代、禁酒法時代のアメリカ南部オクラホマ州。

48位 ムッシュウ・ジョンケルの事件簿
【メルヴィル・デイヴィスン・ポースト】
(論創海外ミステリ209) / 論創社
アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトも愛読した作家M・D・ポーストによる短編集が遂に完訳! プロットの巧みさとサプライズ・エンディング! パリ警視総監ムッシュウ・ジョンケルが …

48位 北氷洋: The North Water
【イアン・マグワイア】
(新潮文庫) / 新潮社
19世紀半ば、英国。北極海を目指し捕鯨船ヴォランティア号が出港した。

51位 葬儀屋の次の仕事
【マージェリー・アリンガム】
論創社
ロンドンの寂れた商店街に佇む名家の屋敷。

51位 生贄の木
【キャロル・オコンネル】
(創元推理文庫) / 東京創元社
森の中で、袋に入れられて木から吊されていた三人。イカれたパーティーガール、変質者、そして狂気に冒された配給所の聖女。

51位 ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ
【A・J・フィン】
早川書房
精神分析医のアナ・フォックスは、夫と娘と生活を別にして、ニューヨークの高級住宅街の屋敷に十カ月も一人こもって暮らしていた。

このミステリーがすごい2018年【海外編】

1位 フロスト始末
【R・D・ウィングフィールド】
(創元推理文庫) / 東京創元社
あのフロスト警部が、デントン署を去るときが来た? 自らのヘマが招いた事態とはいえ、マレット署長や新任の主任警部の目論見どおり追い出されるのは業腹だ。

2位 13・67
【陳浩基】
(文春文庫 チ 12-2) / 文藝春秋
2013年から1967年にかけて名刑事クワンの警察人生を遡りながら香港社会の変化も辿っていく、珠玉の連作短編集。

3位 東の果て、夜へ
【ビル・ビバリー】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
ロサンゼルスのスラム街「ザ・ボクシズ」で、犯罪組織に所属する十五歳の少年イースト。

4位 湖畔荘
【ケイト・モートン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
ロンドン警視庁の女性刑事セイディはあるネグレクト事件の失策で謹慎処分となり、ロンドンを離れ、コーンウォールで過ごすうちに、打ち捨てられた屋敷を発見した。

5位 黒い睡蓮
【ミシェル・ビュッシ】
(集英社文庫) / 集英社
モネの“睡蓮”で有名な村で発生した、奇妙な殺人事件。殺された眼科医は女好きで、絵画のコレクターでもあった。

6位 ジャック・グラス伝: 宇宙的殺人者
【アダム・ロバーツ】
(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) / 早川書房
遥か未来の太陽系、人類はウラノフ一族を頂点とする厳しい“階層”制度に組み込まれた。

7位 渇きと偽り
【ジェイン・ハーパー】
(ハヤカワ・ミステリ) / 早川書房
一家惨殺の犯人は旧友なのか? デビュー作にして〈ニューヨーク・タイムズ〉ベストセラー。灼熱の町のフーダニット。

8位 その犬の歩むところ
【ボストン・テラン】
(文春文庫) / 文藝春秋
ギヴ。それがその犬の名だ。

9位 ゴーストマン 消滅遊戯
【ロジャー・ホッブズ】
文藝春秋
恩義のある友からSOSが届いた。すべてのトラブルを解決し、彼女を死地から救い出す――それが私の仕事だ。

10位 シンパサイザー
【ヴィエト・タン・ウェン】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
「私はスパイです。冬眠中の諜報員であり、秘密工作員。

11位 コードネーム・ヴェリティ
【エリザベス・ウェイン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
第二次世界大戦中、イギリス特殊作戦執行部員の女性がスパイとしてナチの捕虜になった。

11位 ハティの最期の舞台
【ミンディ・メヒア】
早川書房
演技の才能に恵まれた人気者の少女、ハティが廃屋で死体となって発見された。彼女は芝居の後、何者かに殺害されたのだ。

13位 暗殺者の飛躍
【マーク・グリーニー】
(ハヤカワ文庫 NV) / 早川書房
【グレイマン・シリーズ、怒濤の新章に突入! 】 黒幕を倒し、CIAのグレイマン抹殺指令は解除された。

14位 約束
【ロバート・クレイス】
(創元推理文庫) / 東京創元社
ロス市警警察犬隊スコット・ジェイムズ巡査と相棒の雌のシェパード、マギーは、逃亡中の殺人犯を捜索していた。

15位 湖の男
【アーナルデュル・インドリダソン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
干上がった湖の底で発見された白骨。頭蓋骨には穴があき、壊れたソ連製の盗聴器が体に結びつけられている。

16位 月明かりの男
【ヘレン・マクロイ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
ヨークヴィル大学構内でフォイル次長警視正が拾った紙片には“殺人計画”が書かれていた。決行は今夜八時。

17位 スティール・キス
【ジェフリー・ディーヴァー】
(文春文庫) / 文藝春秋
四肢麻痺の名探偵ライム×殺人マシーン 科学捜査の天才リンカーン・ライム・シリーズ 従順な機械たちが、いきなり牙を剥く! 「みな考えろ。

18位 書架の探偵
【ジーン・ウルフ】
(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) / 早川書房
図書館の書架に住まうE・A・スミスは、推理作家E・A・スミスの複生体である。

18位 ソニア・ウェイワードの帰還
【マイケル・イネス】
(論創海外ミステリ) / 論創社
海上で急死した妻、その死を隠し通そうとする夫。窮地に現れた女性は救いの女神か、それとも破滅の使者か……。

20位 悪魔の星
【ジョー・ネスボ】
(集英社文庫) / 集英社
一人暮らしの女性が銃で撃ち殺され死体で見つかった。

20位 眠る狼
【グレン・エリック・ハミルトン】
(ハヤカワ文庫NV) / 早川書房
【アンソニー賞、マカヴィティ賞、ストランド・マガジン批評家賞最優秀新人賞受賞】 帰ってきてほしい――10年前に故郷を離れ陸軍で海外勤務についていたバンに、長い間音沙汰の無かった祖父か…

22位 キリング・ゲーム
【ジャック・カーリイ】
(文春文庫 カ 10-7) / 文藝春秋
連続殺人の被害者の共通点は何か。

23位 雪と毒杯
【エリス・ピーターズ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
クリスマスが迫るウィーンで、オペラ界の歌姫を看取った人々。

24位 紙片は告発する
【D・M・ディヴァイン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
議員の娘だが周囲から軽んじられるタイピストのルース・エルダーは、職場で拾った奇妙なメモのことを警察に話すと同僚たちに吹聴した。

25位 晩夏の墜落
【ノア・ホーリー】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
メディア界の要人がチャーターしたプライベートジェット機が大西洋上に墜落。

26位 アメリカン・ウォー
【オマル・エル・アッカド】
(新潮文庫) / 新潮社
北部民兵による難民キャンプでの大虐殺で母親を失った傷心の一家は、故郷へと帰還するが、サラットの心だけは内戦の前線地帯でわだかまっていた。

26位 代診医の死
【ジョン・ロード】
論創社
資産家の最期を看取った代診医の不可解な死。プリーストリーの鋭い推理が暴き出す真相とは……。

28位 失踪者
【シャルロッテ・リンク】
(創元推理文庫) / 東京創元社
イングランドの田舎町に住むエレインは、幼馴染みのロザンナの結婚式に招待され、ジブラルタルへと出発したが、霧で空港で足止めされ、親切な弁護士の家に一泊したのを最後に失踪した。

29位 ブラックボックス
【マイクル・コナリー】
(講談社文庫) / 講談社
ロス暴動大混乱の最中に発生し、まともに捜査ができず心に残っていたジャーナリスト殺害事件から20年。

30位 青鉛筆の女
【ゴードン・マカルパイン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
2014年カルフォルニアの解体予定の家の屋根裏から発見された貴重品箱。その中には三つのものが入っていた。

31位 天国の南
【ジム・トンプスン】
文遊社
’20年代のテキサスの西端は、タフな世界だった―パイプライン工事に流れ込む放浪者、浮浪者、そして前科者…本邦初訳。

32位 氷結
【ベルナール・ミニエ】
(ハーパーBOOKS) / ハーパーコリンズ・ ジャパン
首なし死体に端を発する猟奇連続殺人―― 雪深いピレネー山麓の町に封印された忌まわしい秘密とは!? 雪と氷に閉ざされたピレネー山脈。

32位 ファインダーズ・キーパーズ
【スティーヴン・キング】
(文春文庫 キ 2-57) / 文藝春秋
巨匠キングが小説への愛をこめた渾身のミステリー! 少年ピートが川岸で掘り出したのは札束と大量のノートの入ったトランクだった。

34位 ルート66
【キャロル・オコンネル】
(創元推理文庫) / 東京創元社
完璧な美貌の天才ハッカー、ニューヨーク市警刑事キャシー・マロリー。彼女の家の居間に女の死体が一体。

34位 誘拐されたオルタンス
【ジャック・ルーボー】
(創元推理文庫) / 東京創元社
これはミステリなのか? という珍妙な事件とその顛末を書いた前作に続く傑作。

34位 罪責の神々 リンカーン弁護士
【マイクル・コナリー】
(講談社文庫) / 講談社
依頼人アンドレ・ラコッセは殺害容疑で逮捕されていた。女性を絞殺し、証拠隠滅をはかって火を放ったのだという。

37位 謀略の都: 1919年三部作 1
【ロバート・ゴダード】
(講談社文庫) / 講談社
一九一九年春。

37位 怪盗ニック全仕事4
【エドワード・D・ホック】
(創元推理文庫) / 東京創元社
「価値のないもの、誰も盗もうとはしないもの」を専門に独占状態で商売してきた怪盗ニックに、まさかのライバルが登場。

39位 メソッド15/33
【シャノン・カーク】
(ハヤカワ文庫NV) / 早川書房
絶対に殺してやるから―謎の男に突然拉致され、人里離れた建物に監禁された妊娠中の女子高生。

39位 呼び出された男: スウェーデン・ミステリ傑作集
【スティーグ・ラーソン】 【ヨハン・テオリン】 【ヘニング・マンケル】 【マイ・シューヴァル】 【ペール・ヴァールー】 【オーサ・ラーソン】
(ハヤカワ・ミステリ1922) / 早川書房
北欧ミステリの中心地たるスウェーデンから、『ミレニアム』を生み出したスティーグ・ラーソン、〈エーランド島四部作〉のヨハン・テオリン、〈マルティン・ベック〉シリーズのマイ・シュー…

41位 寝た犬を起こすな
【イアン・ランキン】
(ハヤカワ・ミステリ1919) / 早川書房
〈リーバス警部シリーズ〉 女子学生が運転する車が起こした衝突事故。

41位 バサジャウンの影
【ドロレス・レドンド】
(ハヤカワ・ミステリ1914) / 早川書房
【歴史と伝説に彩られた、風光明媚な秘境を舞台に展開する大型サスペンス開幕! 】 スペイン、バスク地方のバスタン渓谷で、連続少女殺しが発生する。

43位 棺の女
【リサ・ガードナー】
(小学館文庫) / 小学館
ガレージで発見された、黒焦げの男の遺体。殺したのは、男にさらわれ監禁されていた二十代の女性フローラ。

このミステリーがすごい2017年【海外編】

1位 熊と踊れ
【アンデシュ・ルースルンド】 【ステファン・トゥンベリ】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
ハヤカワ・ミステリ文庫創刊40周年記念作品 凶暴な父によって崩壊した家庭で育ったレオ、フェリックス、ヴィンセントの三人の兄弟。

2位 ザ・カルテル
【ドン・ウィンズロウ】
(角川文庫) / KADOKAWA/角川書店
麻薬王アダン・バレーラが脱獄した。

3位 ミスター・メルセデス
【スティーヴン・キング】
(文春文庫) / 文藝春秋
暗い霧雨の朝。仕事を求める人々の列に、何者かが駆る暴走車が突っ込んだ。

4位 拾った女
【チャールズ・ウィルフォード】
(扶桑社文庫) / 扶桑社
サンフランシスコ、夜。小柄でブロンドの美しい女がカフェに入ってきた。

5位 宇宙探偵マグナス・リドルフ
【ジャック・ヴァンス】
(ジャック・ヴァンス・トレジャリー) / 国書刊行会
ある時は沈毅なる老哲学者、ある時は知謀に長けた数学者、しかしその実体は宙を駆けるトラブルシューター、その名もマグナス・リドルフ!魑魅魍魎の異星人たちを相手に、白髪白鬚の老紳士マグ…

6位 傷だらけのカミーユ
【ピエール・ルメートル】
(文春文庫) / 文藝春秋
『悲しみのイレーヌ』『その女アレックス』のヴェルーヴェン警部シリーズ三部作の最終作。

7位 転落の街
【マイクル・コナリー】
(講談社文庫) / 講談社
当代最高のハードボイルド作品と言われる、ハリー・ボッシュ・シリーズの邦訳最新刊!冷厳冷徹に正義を貫き捜査を進める一方、仲間や恋人、愛娘に見せるボッシュの優しい姿が胸に響く不朽のLA…

8位 暗殺者の反撃
【マーク・グリーニー】
(ハヤカワ文庫 NV) / 早川書房
自分への抹殺指令が下された理由を突き止めるため、暗殺者グレイマンはアメリカに舞い戻る。

9位 過ぎ去りし世界
【デニス・ルヘイン】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
巨匠ルヘインが20世紀を駆け抜ける男たちを描く3部作、完結篇。 1943年、第二次世界大戦下のフロリダ州タンパ。

10位 煽動者
【ジェフリー・ディーヴァー】
(文春文庫) / 文藝春秋
ボディランゲージから嘘を見抜く天才、キャサリン・ダンス捜査官。

11位 その雪と血を
【ジョー・ネスボ】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
第8回翻訳ミステリー大賞・読者賞受賞 標的であるボスの妻に恋をした瞬間、殺し屋の運命の歯車は狂い始めた……世界中で4000万部を売り上げる北欧ミステリの旗手がクリスマス前夜のオスロを舞…

12位 ルーフォック・オルメスの冒険
【カミ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
オルメスはホームズのフランス語読み。ルーフォックは「頭のおかしい」とか「いかれた」の意味。

13位 背信の都
【ジェイムズ・エルロイ】
文藝春秋
真珠湾攻撃前夜のLA。日系人一家惨殺事件発生!これは究極の警察小説である。

14位 終わりなき道
【ジョン・ハート】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
刑事のエリザベスは、少女監禁犯を拷問の上で射殺したとして、激しい批判にさらされていた。

15位 二人のウィリング
【ヘレン・マクロイ】
(ちくま文庫) / 筑摩書房
ある夜、自宅近くのたばこ屋でウィリングが見かけた男は、「私はベイジル・ウィリング博士だ」と名乗ると、タクシーで走り去った。

16位 黄昏の彼女たち
【サラ・ウォーターズ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
第一次世界大戦で父と兄弟を喪い、母とふたりで生きていくため屋敷の部屋を貸すことにしたフランシス。

16位 ミステリ・ウィークエンド
【パーシヴァル・ワイルド】
(ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ) / 原書房
「ミステリ・ウィークエンド」と銘打たれた冬の観光ツアー。その滞在先で客が死体で発見された。

18位 死者は語らずとも
【フィリップ・カー】
(PHP文芸文庫) / PHP研究所
ナチス政権下のベルリン。オリンピック開催の陰謀に巻き込まれた元刑事グンターの孤独な闘いを描いた英国推理作家協会賞受賞作。

19位 ハリー・オーガスト、15回目の人生
【クレア・ノース】
(角川文庫) / KADOKAWA/角川書店
1919年に生まれたハリー・オーガストは、死んでも誕生時と同じ状況で、記憶を残したまま生まれ変わる体質を持っていた。

20位 ラスト・ウェイ・アウト
【フェデリコ・アシャット】
早川書房
拳銃自殺を図ろうとしていたテッドの前に、突如リンチと名乗る見知らぬ人物が訪れる。

21位 ジョイランド
【スティーヴン・キング】
(文春文庫) / 文藝春秋
海辺の遊園地、ジョイランド。彼女に振られたあの夏、大学生の僕はそこでバイトをしていた。

22位 生か、死か
【マイケル・ロボサム】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
死者四名を出した現金輸送車襲撃事件の共犯として、十年の刑に服していたオーディ・パーマー。

23位 死んだライオン
【ミック・ヘロン】
(ハヤカワ文庫NV) / 早川書房
【英国推理作家協会賞ゴールドダガー賞受賞】 満員のバスのなかでひっそりと死んだ老人は、元スパイだった。

24位 夏に凍える舟
【ヨハン・テオリン】
早川書房
エーランド島に美しい夏がやってきた。

25位 虚構の男
【L・P・デイヴィス】
(ドーキー・アーカイヴ) / 国書刊行会
唖然とする展開、開いた口がふさがらなくなるラスト…早すぎたジャンルミックス作家L・P・デイヴィスによるストーリー紹介厳禁のサプライズ連打小説!本邦初訳。

26位 テロ
【フェルディナント・フォン・シーラッハ】
東京創元社
2013年7月26日、ドイツ上空で旅客機がハイジャックされる。

26位 世界の終わりの七日間
【ベン・H・ウィンタース】
早川書房
“これは、終焉を前にした時の、人間の「弱さ」ではなく「強さ」の物語である。

28位 ジャック・リッチーのびっくりパレード
【ジャック・リッチー】
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
男がバーで「マクジョージ」と叫び客を撃つ。が、撃たれたのはマクジョージではない?これは単なる間違いか。

29位 裏切りの晩餐
【オレン・スタインハウアー】
岩波書店
過去を振り捨て、母親として平穏な人生を送っていた元CIAのスパイ、シーリア・ファヴロー。

30位 ささやく真実
【ヘレン・マクロイ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
奇抜な言動と悪趣味ないたずらで、周囲に騒動をもたらす美女クローディア。

このミステリーがすごい2016年【海外編】

1位 スキン・コレクター
【ジェフリー・ディーヴァー】
(文春文庫) / 文藝春秋
ニューヨークの地下で拉致された女性は毒の針で刺青を刻まれ、死亡していた。

2位 悲しみのイレーヌ
【ピエール・ルメートル】
(文春文庫 ル 6-3) / 文藝春秋
『その女アレックス』の刑事たちのデビュー作
連続殺人の捜査に駆り出されたヴェルーヴェン警部。

3位 ありふれた祈り
【ウィリアム・K・クルーガー】
早川書房
全米4大ミステリ賞で最優秀長篇賞を独占! アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)、バリー賞、マカヴィティ賞、アンソニー賞受賞! あの夏のすべての死は、ひとりの子供の死ではじまった――。

4位 エンジェルメイカー
【ニック・ハーカウェイ】
早川書房
大物ギャングの息子として生まれたジョー・スポークは、時計じかけを専門とする機械職人として静かに暮らしていた。

5位 声
【アーナルデュル・インドリダソン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
クリスマスシーズンで賑わうホテルの地下で、一人の男が殺された。

6位 もう過去はいらない
【ダニエル・フリードマン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
御年88歳のメンフィス署の元殺人課刑事のバック・シャッツは、歩行器を手放せなくなっていた。

7位 悪魔の羽根
【ミネット・ウォルターズ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
売春婦殺害の疑いがある男に拉致監禁されてしまったコニー。

8位 弁護士の血
【スティーヴ・キャヴァナー】
早川書房
落ちぶれた弁護士の男。娘のため、かつて最強と呼ばれた弁護士の誇りをかけて法廷へ。

9位 彼女のいない飛行機
【ミシェル・ビュッシ】
(集英社文庫) / 集英社
1980年12月、イスタンブール発パリ行きのエアバスが墜落。ただ一人、生後間もない女の子が生存していた。

10位 髑髏の檻
【ジャック・カーリイ】
(文春文庫) / 文藝春秋
刑事カーソンが休暇で赴いたケンタッキーの山中で連続殺人が。

11位 街への鍵
【ルース・レンデル】
早川書房
メアリは白血病患者のために骨髄を提供した。だが、それが恋人の男の怒りをかう。

12位 サンドリーヌ裁判
【トマス・H・クック】
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
大学教授の夫が大学教授の妻を殺害?殺されたとされる史学教授のサンドリーヌ、彼女はその誠実さで誰からも慕われていた。

13位 禁忌
【フェルディナント・フォン・シーラッハ】
東京創元社
ドイツ名家の御曹司ゼバスティアンは、文字のひとつひとつに色を感じる共感覚の持ち主だった。

14位 偽りの楽園
【トム・ロブ・スミス】
(新潮文庫) / 新潮社
両親はスウェーデンで幸せな老後を送っていると思っていたダニエルに、父から電話がはいる。「お母さんは病気だ。

15位 悪意の波紋
【エルヴェ・コメール】
(集英社文庫) / 集英社
40年前の100万ドル強奪事件。当時犯行グループの一人だった老人のもとを記者の女性が訪れた。

16位 そして医師も死す
【D・M・ディヴァイン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
共同経営者ハクストンの死は、他殺だった。

16位 ガール・オン・ザ・トレイン
【ポーラ・ホーキンズ】
(講談社文庫) / 講談社
夫と離婚し、酒浸りの日々を送るレイチェル。

18位 ネメシス 復讐の女神
【ジョー・ネスボ】
(集英社文庫) / 集英社
オスロ中心部の銀行に、白昼強盗が押し入り、銀行員一人を射殺、金を奪って逃走した。

18位 繊細な真実
【ジョン・ル・カレ】
(Hayakawa novels) / 早川書房
ポール・アンダースンの偽名を与えられた外務省職員は、英領ジブラルタルのホテルの一室で苛立ちを露わにしていた。

18位 ザ・ドロップ
【デニス・ルヘイン】
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
バーテンダーのボブがその子犬を拾ったのはクリスマスの二日後のことだった。

21位 薔薇の輪
【クリスチアナ・ブランド】
(創元推理文庫) / 東京創元社
ウェールズ地方の牧歌的な農園で勃発した、奇怪な事件。二転三転する謎に挑む、チャッキー警部。

22位 さよなら、シリアルキラー
【バリー・ライガ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
ロボズ・ノッドの町で凄惨な殺人事件が発生。

23位 その罪のゆくえ
【リサ・バランタイン】
早川書房
ロンドンの公園で、8歳の少年が撲殺された。容疑者として拘束されたのは、11歳の少年セバスチャンだった。

24位 ドクター・スリープ
【スティーヴン・キング】
(文春文庫) / 文藝春秋
冬季閉鎖中のホテルで起きた惨劇から30年。

25位 強襲(新・競馬シリーズ)
【フェリックス・フランシス】
イースト・プレス
ファイナンシャル・アドバイザーのフォクストンは首の骨折で引退を余儀なくされた元競馬騎手。

26位 死への疾走
【パトリック・クェンティン】
(論創海外ミステリ) / 論創社
二人の美女に翻弄される一人の男、マヤ文明の遺跡を舞台に事件は転がり加速してゆく。

27位 夏の沈黙
【ルネ・ナイト】
夏の沈黙 (創元推理文庫) / 東京創元社
テレビのドキュメンタリー制作者のキャサリン。彼女は順風満帆の生活を送っていた。

28位 七人目の陪審員
【フランシス・ディドロ】
(論創海外ミステリ) / 論創社
パリ警視庁賞受賞作家による法廷ミステリ。フランスの平和な街で突如起きた殺人事件。

29位 リモート・コントロール
【ハリー・カーマイケル】
(論創海外ミステリ) / 論創社
D・M・ディヴァインを凌駕する英国の本格派作家。

29位 Zの喜劇
【ジャン=マルセル・エール】
近代文藝社
フェリックスはB級映画オタク。そこは引退したポルノスターの集う養老院。

このミステリーがすごい2015年【海外編】

1位 その女アレックス
【ピエール・ルメートル】
(文春文庫) / 文藝春秋
おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。

2位 秘密
【ケイト・モートン】
東京創元社
国民的女優ローレルが少女時代に目撃した、母をめぐる恐ろしい出来事。

3位 ゴーストマン 時限紙幣
【ロジャー・ホッブズ】
文藝春秋
48時間後、120万ドルの紙幣は爆発する。盗んだやつらはそれを知らない。

4位 ピルグリム〔1〕 名前のない男たち
【テリー・ヘイズ】
(ハヤカワ文庫 NV ヘ) / 早川書房
アメリカの諜報組織に属する十万人以上の諜報員を日夜監視する極秘機関。

5位 もう年はとれない
【ダニエル・フリードマン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
最高に格好いい87歳、伝説の元刑事。

6位 ハリー・クバート事件
【ジョエル・ディケール】
東京創元社
新人作家マーカスの恩師であるブッカー賞作家が少女殺害の容疑者となった。

7位 逃げる幻
【ヘレン・マクロイ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
目撃者の前で、少年が開けた荒野から忽然と消えた人間消失事件と、密室殺人――スコットランドを舞台に、名探偵ウィリング博士が不可能犯罪に挑む謎解きの傑作。

8位 養鶏場の殺人/火口箱
【ミネット・ウォルターズ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
英国で実際に起きた事件を基に執筆された表題作と、偏見がいかにして悲惨な出来事を招いたかを暴く「火口箱」を収録。

9位 暗殺者の復讐
【マーク・グリーニー】
(ハヤカワ文庫NV) / 早川書房
“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、ある男に復讐すべくロシアに赴き、彼の館に潜入した。

10位 北京から来た男
【ヘニング・マンケル】
東京創元社
スウェーデンの小さな村でその惨劇は起きた。村のほぼ全ての家の住民が惨殺されたのだ。

11位 ジャック・リッチーのあの手この手
【ジャック・リッチー】
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
撲殺体の額には、口紅でAの文字が書かれていた。さらに額にBの文字のある死体が…(「ABCの連続殺人事件」)。

12位 凍氷
【ジェイムズ・トンプソン】
(集英社文庫) / 集英社
フィンランドはユダヤ人虐殺に加担したか―歴史の極秘調査ともみ消しの指令を受けたカリ・ヴァーラ警部。

13位 服用禁止
【アントニイ・バークリー】
(ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ) / 原書房
わたしの仲間たちの中心的存在ともいえた友人が死んだ。病死なのか、それとも事故か殺人か。

14位 容疑者
【ロバート・クレイス】
(創元推理文庫) / 東京創元社
銃撃戦で相棒を失い自らも重傷を負った刑事スコット。心の傷を抱えた彼が出会った新たな相棒はシェパードのマギー。

14位 両シチリア連隊
【アレクサンダー・レルネット・ホレーニア】
東京創元社
栄誉ある連隊の兵士たちを襲う、奇怪な災厄と姿なき殺人者。

16位 ナイン・ドラゴンズ
【マイクル・コナリー】
(講談社文庫) / 講談社
かつて暴動が起きたエリアで酒店を営む中国人が銃殺された。

17位 逆さの骨
【ジム・ケリー】
(創元推理文庫) / 東京創元社
捕虜収容所のなかに向かって這い進んでいたうえ、射殺されていた脱走兵の死体。

18位 誰よりも狙われた男
【ジョン・ル・カレ】
(ハヤカワ・ノヴェルズ) / 早川書房
一人の若者がドイツに密入国した時、女性弁護士、銀行経営者、そして諜報員たちの運命が大きく変わる!スパイ小説の巨匠が、テロとの戦いにおける苛烈な諜報戦を描く話題作。

19位 地上最後の刑事
【ベン・H・ウィンタース】
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
ファストフード店のトイレで死体で発見された男性は、未来を悲観して自殺したのだと思われた。

20位 たとえ傾いた世界でも
【トム・フランクリン】
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
雨の止まぬミシシッピ州のある町。密造酒製造人の女と潜入密造酒取締官の男。

このミステリーがすごい2014年【海外編】

1位 11/22/63
【スティーヴン・キング】
(文春文庫 キ 2-49) / 文藝春秋
1963年11月22日――11/22/63。 ケネディ暗殺を阻止するため、僕は過去への旅に出る。

2位 遮断地区
【ミネット・ウォルターズ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
ある不穏な噂と少女の失踪が人々を変えた。封鎖された団地での二千人規模の暴動、監禁、そして殺人。

3位 冬のフロスト
【R・D・ウィングフィールド】
(創元推理文庫) / 東京創元社
殺人から窃盗に至るまで、さながら犯罪見本市と化した一月のデントン市。

4位 シスターズ・ブラザーズ
【パトリック・デウィット】
東京創元社
粗野で狡賢い、冷血漢の兄・チャーリー。ふだんは心優しいけれど、切れると大変なことになる弟・イーライ。

5位 夜に生きる
【デニス・ルヘイン】
〔ハヤカワ・ミステリ1869〕 / 早川書房
【アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞受賞 『ミスティック・リバー』の巨匠がアメリカ裏面史を描く大作 】 禁酒法時代末期のボストン。

6位 ポーカー・レッスン
【ジェフリー・ディーヴァー】
(文春文庫) / 文藝春秋
名探偵リンカーン・ライムに持ち込まれたプロの殺し屋による殺人。だが現場には犯人の痕跡が何もなかった。

7位 イン・ザ・ブラッド
【ジャック・カーリイ】
(文春文庫) / 文藝春秋
刑事カーソンが漂流するボートから救い出した赤ん坊は、謎の勢力に狙われていた。

8位 終わりの感覚
【ジュリアン・バーンズ】
(新潮クレスト・ブックス) / 新潮社
穏やかな引退生活を送る男のもとに、見知らぬ弁護士から手紙が届く。日記と500ポンドをあなたに遺した女性がいると。

9位 ゴーン・ガール
【ギリアン・フリン】
(小学館文庫) / 小学館
ニックは三十四歳、ニューヨークで雑誌のライターをしていたが、電子書籍の隆盛で仕事を失い、二年前、妻エイミーとともに故郷ミズーリに帰ってきた。

10位 緑衣の女
【アーナルデュル・インドリダソン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
住宅建設地で発見された、人間の肋骨の一部。事件にしろ、事故にしろ、どう見ても最近埋められたものではない。

11位 チャイルド・オブ・ゴッド
【コーマック・マッカーシー】
早川書房
レスター・バラード。暴力的な性向を持った彼は、家族を失い、家を失い、テネシーの山中で暮らしはじめる。

12位 列車に御用心
【エドマンド・クリスピン】
(論創海外ミステリ) / 論創社
人間消失、アリバイ偽装、密室の謎。名探偵フェン教授が難事件に挑む。

13位 ジェイコブを守るため
【ウィリアム・ランデイ】
早川書房
スティーヴン・キング、トマス・H・クック絶賛 ハメット賞、国際スリラー作家協会賞、バリー賞ノミネート 英国推理作家協会賞受賞作家が5年ぶりに放つ衝撃作 マサチューセッツ州の地区検事補…

14位 六人目の少女
【ドナート・カッリージ】
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
森のなかで見つかった六本の左腕。それは、世間を騒がせる連続少女誘拐事件の被害者たちのものだと判明する。

14位 暗殺者の正義
【マーク・グリーニー】
(ハヤカワ文庫 NV) / 早川書房
“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、ロシア・マフィアから、悪名高いスーダンの大統領の暗殺を依頼された。

16位 スケアクロウ
【マイクル・コナリー】
(講談社文庫) / 講談社
人員整理のため二週間後に解雇されることになったLAタイムズの記者マカヴォイは、ロス南部の貧困地区で起こった「ストリッパートランク詰め殺人」で逮捕された少年が冤罪である可能性に気づく。

16位 コリーニ事件
【フェルディナント・フォン・シーラッハ】
東京創元社
2001年5月、ベルリン。67歳のイタリア人、コリーニが殺人容疑で逮捕された。

16位 HHhH (プラハ、1942年)
【ローラン・ビネ】
(海外文学セレクション) / 東京創元社
ユダヤ人大量虐殺の首謀者、金髪の野獣ハイドリヒ。彼を暗殺すべく、二人の青年はプラハに潜入した。

19位 シャドウ・ストーカー
【ジェフリー・ディーヴァー】
文藝春秋
いかなる嘘も見破る能力をもつ尋問の天才、キャサリン・ダンス捜査官は、休暇で訪れたフレズノで、人気カントリー歌手ケイリー・タウンがストーカーに悩まされていることを知らされる。

20位 夢幻諸島から
【クリストファー・プリースト】
(新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) / 早川書房
時間勾配によって生じる歪みが原因で、精緻な地図の作成が不可能なこの世界は、軍事的交戦状態にある諸国で構成されている「北大陸」と、その主戦場となっている「南大陸」、およびその間の…

20位 絹の家 シャーロック・ホームズ
【アンソニー・ホロヴィッツ】
角川書店
ロンドンの美術商がアメリカで凄絶な事件に巻き込まれた。からくもイギリスに戻るが、新妻を迎えた家に忍び寄る不審な男の影。

このミステリーがすごい2013年【海外編】

1位 解錠師
【スティーヴ・ハミルトン】
〔ハヤカワ・ミステリ1854〕(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
【アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞/英国推理作家協会賞スティール・ダガー賞/バリー賞最優秀長篇賞/全米図書館協会アレックス賞】  けっして動かないよう考え抜かれ…

2位 占領都市 TOKYO YEAR ZERO II
【デイヴィッド・ピース】
文藝春秋
1948年1月26日。雪の残る寒い午後。

3位 無罪 INNOCENT
【スコット・トゥロー】
文藝春秋
かつて検事補殺しの裁判で無罪を勝ち取り、今や判事の座に昇りつめたラスティ・サビッチ。

4位 湿地
【アーナルデュル・インドリダソン】
(創元推理文庫) / 東京創元社
雨交じりの風が吹く、十月のレイキャヴィク。北の湿地にあるアパートで、老人の死体が発見された。

5位 失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選
【フリードリヒ・デュレンマット】
(光文社古典新訳文庫) / 光文社
「トンネル」……いつも乗り慣れた列車だが、気づくともうずいぶんトンネルに入ったまま。不審に思って車掌を探すと…。

6位 ファイアーウォール
【ヘニング・マンケル】
(創元推理文庫) / 東京創元社
19歳と14歳の少女がタクシー運転手を襲う事件が発生。逮捕された少女たちは金ほしさの犯行だと自供、反省の色はない。

7位 都市と都市
【チャイナ・ミエヴィル】
(ハヤカワ文庫SF) / 早川書房
ふたつの都市国家“ベジェル”と“ウル・コーマ”は、欧州において地理的にほぼ同じ位置を占めるモザイク状に組み合わさった特殊な領土を有していた。

8位 バーニング・ワイヤー
【ジェフリー・ディーヴァー】
文藝春秋
突然の閃光と業火―それが路線バスを襲った。

9位 天使のゲーム
【カルロス・ルイス・サフォン】
(集英社文庫) / 集英社
1917年、バルセロナ。17歳のダビッドは、雑用係を務めていた新聞社から、短篇を書くチャンスを与えられた。

10位 鷲たちの盟約
【アラン・グレン】
(新潮文庫) / 新潮社
1943年、アメリカ合衆国。

10位 償いの報酬
【ローレンス・ブロック】
(二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) / 二見書房
マット・スカダー・シリーズ。禁酒を始めてから3カ月が経とうとしていた。

12位 アイアン・ハウス
【ジョン・ハート】
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
凄腕の殺し屋マイケルは、ガールフレンドのエレナの妊娠を機に、組織を抜けようと誓った。

13位 真鍮の評決 リンカーン弁護士
【マイクル・コナリー】
(講談社文庫) / 講談社
丸一年、わたしには一人の依頼人もいなかった。

14位 紳士の黙約
【ドン・ウィンズロウ】
(角川文庫) / 角川書店(角川グループパブリッシング)
サンディエゴの探偵にして地元屈指のサーファー、ブーン・ダニエルズは、“紳士の時間”を海で楽しむサーフィン仲間から、妻の浮気調査の依頼を受ける。

14位 濡れた魚
【フォルカー・クッチャー】
濡れた魚 上 (創元推理文庫) / 東京創元社
1929年、春のベルリン。

16位 罪悪
【フェルディナント・フォン・シーラッハ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
ふるさと祭りで突発した、ブラスバンドの男たちによる集団暴行事件。

16位 トマス・ピンチョン全小説 LAヴァイス
【トマス・ピンチョン】
(Thomas Pynchon Complete Collection) / 新潮社
目覚めればそこに死体。LAPDの警官の群れ。

18位 特捜部Q Pからのメッセージ
【ユッシ・エーズラ・オールスン】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
【北欧ミステリの最高峰 「ガラスの鍵」賞受賞作! 】 その手紙は、ビンに収められたまま何年間も海中にあり、引き揚げられてからもすっかり忘れ去られていた。

18位 吊るされた女
【キャロル・オコンネル】
(創元推理文庫) / 東京創元社
娼婦が何者かに吊された。金髪は切られて口に詰めこまれ、周囲には虫の死骸。

20位 追撃の森
【ジェフリー・ディーヴァー】
(文春文庫) / 文藝春秋
通報で森の別荘を訪れた女性保安官補ブリンを殺し屋の銃撃が襲った。

このミステリーがすごい2012年【海外編】

1位 二流小説家
【デイヴィッド・ゴードン】
(ハヤカワ・ポケット・ミステリ) / 早川書房
ハリーは冴えない中年作家。

2位 犯罪
【フェルディナント・フォン・シーラッハ】
(創元推理文庫) / 東京創元社
【本屋大賞翻訳小説部門第1位】弁護士の著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ、愛おしさを描いた連作短篇集。

3位 エージェント6
【トム・ロブ・スミス】
(新潮文庫) / 新潮社
運命の出会いから15年。

4位 背後の足音
【ヘニング・マンケル】
(創元推理文庫) / 東京創元社
夏至前夜、三人の若者が公園でパーティーを開いていた。18世紀の服装、料理、ワイン。

5位 アンダーワールドUSA
【ジェイムズ・エルロイ】
文藝春秋
ケネディ兄弟を殺し、キング牧師を殺した男たち。リチャード・ニクソンと手を組み、やつらはドミニカ共和国に魔の手を伸ばす。

6位 ブラッド・ブラザー
【ジャック・カーリイ】
(文春文庫) / 文藝春秋
きわめて知的で魅力的な青年ジェレミー。僕の兄にして連続殺人犯。

7位 サトリ
【ドン・ウィンズロウ】
(ハヤカワ・ノヴェルズ) / 早川書房
1951年東京。

8位 ねじれた文字、ねじれた路
【トム・フランクリン】
早川書房
LAタイムズ文学賞受賞! デニス・ルヘイン、ジョージ・ペレケーノス、デイヴィッド・ロブレスキー絶賛。

9位 忘れられた花園
【ケイト・モートン】
東京創元社
1913年オーストラリアの港に、小さなトランクとともに取り残されていた少女ネル。トランクには、お伽噺の本が一冊。

10位 夜の真義を
【マイケル・コックス】
文藝春秋
19世紀ロンドンの闇に潜む殺人者。

11位 007 白紙委任状
【ジェフリー・ディーヴァー】
文藝春秋
50年以上にわたって冒険小説のヒーローであり続けたジェームズ・ボンド、暗号名007。

12位 アンダー・ザ・ドーム
【スティーヴン・キング】
文藝春秋
メイン州の小さな町チェスターズミル。人口およそ二〇〇〇人。

13位 ミステリウム
【エリック・マコーマック】
国書刊行会
小さな炭坑町に水文学者を名乗る男がやってくる。

14位 夜明けのパトロール
【ドン・ウィンズロウ】
(角川文庫) / 角川書店(角川グループパブリッシング)
カリフォルニア州最南端、サンディエゴのパシフィックビーチ。探偵ブーン・ダニエルズは、夜明けのサーフィンをこよなく愛する。

15位 探偵術マニュアル
【ジェデダイア・ベリー】
(創元推理文庫) / 東京創元社
〈探偵局〉随一の辣腕探偵シヴァートが失踪した。

16位 特捜部Q 檻の中の女
【ユッシ・エーズラ・オールスン】
〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕 / 早川書房
捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。

17位 謝罪代行社
【ゾラン・ドヴェンカー】
(ハヤカワ・ミステリ 1850) / 早川書房
ハヤカワ・ミステリ・リニューアル1周年&ハヤカワ・ミステリ文庫創刊35周年記念作品。ドイツ推理作家協会賞受賞作。

18位 ローラ・フェイとの最後の会話
【トマス・H・クック】
早川書房
講演のためにセントルイスを訪れた歴史学者ルーク。しかし、会場には、再会するとは夢にも思わなかった人物が待ち受けていた。

19位 ムーンライト・マイル
【デニス・ルヘイン】
(角川文庫) / 角川書店(角川グループパブリッシング)
12年前に誘拐され、探偵パトリックが保護したアマンダ・マックリーディが失踪した。

20位 死刑囚
【アンデシュ・ルースルンド】 【ベリエ・ヘルストレム】
(ハヤカワ・ミステリ文庫) / 早川書房
ジョンと名乗るカナダ籍の男がスウェーデンで暴力沙汰を起こして逮捕された。

 

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