特捜部Qシリーズ
ユッシ・エーズラ・オールスン(著) 吉田奈保子(訳)
ハヤカワ・ポケットミステリー/ハヤカワ・ミステリ文庫
デンマーク発の警察小説シリーズ。
とある事件をきっかけに、捜査への情熱を失っていたコペンハーゲン警察の刑事『カール・マーク』は『特捜部Q』という名の新設部署の統率を命じられた。その部署は未解決の重大事件を専門に扱う特殊部署であった。とはいってもオフィスは窓もない地下室、部下はシリア系の『アサド』という名の変わり者一人だけだった・・・。
最初の事件は、自殺と片付けられていた女性議員失踪事件の再調査であった。調べを進めていくと驚きの新事実が次々と明らかになっていく。果たして女性議員は本当に自殺したのか?
1冊ごとに(文庫本で上下巻の場合2冊)物語は完結する。しかし、主人公カールが情熱を失うきっかけになってしまった事件が、シリーズ全体を通しての謎として背景に敷かれている、という構成。(実際にはシリーズは完結していないので解決するかは不明)
一話ごとの話も面白いが、シリーズを通して登場人物が変化(成長?)していくので、そういった点も見逃せない!2009年のシリーズ第三作『特捜部Q―Pからのメッセージ―』(ハヤカワ・ミステリ)で北欧ミステリの最高峰である「ガラスの鍵」賞を受賞している。
檻の中の女
記念すべき1作目。カールとアサドの出会いや特捜部Q発足の軌跡を描く。
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キジ殺し
2作目。
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Pからのメッセージ
3作目。
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カルテ番号64
4作目。
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知りすぎたマルコ
5作目。
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吊るされた少女
6作目。
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自撮りする女たち
7作目。
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アサドの祈り
8作目。
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