おすすめミステリー小説 海外編 その3

書籍

フロストシリーズ  R.D.ウィングフィールド  創元推理文庫

イギリスの田舎町のデントンを舞台に、よれよれスーツで下ネタ大好きなフロスト警部が迷推理?名推理?を繰り広げる大人気シリーズ。

全体的にジョークがちりばめられており、笑いのエッセンスが盛り込まれています。フロスト警部も頭脳明晰とは言い難い迷推理を繰り広げますが、それでも徐々に事件の真相に迫っていきます。
また、扱われる事件は意外と凶悪事件が多く、話の内容は重いテーマが多くなっています。
そこが、下品なジョークを満載のフロスト警部とのギャップになります。

フロスト警部には敵(というかフロストの能力を評価していない人)も多く、何かと能力を低く見られがちです。実際に出さなきゃいけない書類は出さないし、上司はバカにするし、ヘンテコな推理をします。(上司は嫌な奴だったりするので、逆にフロストに感情移入しちゃいますけど)

それでも、事件解決のために、寝る間も惜しんで捜査に取り組むフロスト警部に、いつしか一緒に寝る間も惜しんで読みふけってしまうでしょう。
睡眠不足必至にシリーズです。

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