攻殻機動隊 SAC、SAC2
士郎正宗の漫画を原作に、押井守が映画化した映画攻殻機動隊『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』が有名ですが、本作は神山健治が監督を務めたオリジナルシリーズ。
設定は映画版と同じですが、公安9課のメンバーの深堀りもされており、
シリーズとしてのボリュームと物語構成が映画版とは違う面白さを作り出しています。
SACでは『笑い男事件』、SAC2では『個別の11人事件』が中心に描かれます。
もしかしたらを思わせる近未来設定に、癖はあるけど魅力的なキャラクター、
少し難解ではあるが先が気になるストーリーと、どれをとっても一級品です。
それでは『SAC』『SAC2』それぞれをご紹介していきましょう。
STAND ALONE COMPLEX
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全身義体の『草薙素子』(通称『少佐』)を中心とした公安9課の活躍を描いた作品。ネットワークの常時接続が当たり前となった近未来の世界。電脳と言われる人の脳のデジタル化と、その電脳がネットワークに常時接続されている世界で起こる、犯罪に立ち向かうといった内容が中心。
(ネットワークの常時接続というのが今の、そしてこれからの世界を予想していたかのような世界感になっており、興味深いです。)
STAND ALONE COMPLEX 2GIG
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STAND ALONE COMPLEX Solid State Society
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2GIGのその後を描いた作品。
GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊
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アメリカでもヒットとなり、この映画に影響を受けて「マトリックス」が制作されるなど、多くのクリエーターに影響を与えた作品。押井守監督の代表作。
攻殻機動隊(コミック)
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アニメの原作となる士郎正宗のコミック。その圧倒的な情報量は圧巻の一言。発売が1991年でありながら、そのSF的設定は今でも色あせることなく、現代を予見しているかのような内容は驚愕に値します。むしろ、まだ時代が追い付いていない部分がほとんどで、今後を予想しつつSF的な読みものとして楽しむのがよいかと。